ホーチミン|バインセオも旨いけど生春巻きも絶品!Bánh Xèo 46A

2016年の年末年始はホーチミンで過ごしました。
バンコク在住の私はこれまでのカウントダウン、どこへも出かけることなく家でまんじりと過ごすことが通例でしたが、知人からのお誘いがあり年末年始のホーチミンへ飛ぶことにしました。

カウントダウンで新年を迎えたばかりのホーチミン、人民委員会庁舎前の広場。凄まじい人混みでした

バインセオの人気店Bánh Xèo 46Aへ

この年、ホーチミンへ渡るのは2度目。
前回の訪越で来店できなかったベトナム料理店の中で、ココだけは行っておきたいという店があったんです。
バインセオで知られたローカル食堂の『Bánh Xèo 46A』。
バインセオとはよく「ベトナム風お好み焼き」と称され、クレープ状に焼いた生地に、もやしなどの野菜や豚肉をトッピングし、食べる際に香草で包んで食すベトナム南部料理です。
クレープのような料理を、香草で包む発想が斬新。
分かりやすく伝えるため、お好み焼きやクレープと例えられますが、食べ方などは前述の2品とはまったく異なった料理だと思っています。

場所は統一会堂から来へ約1.5km。
ローカルのベトナム人だけでなく旅行者も来店するとはいえ、決してアクセスのいい立地とはいえず、バイクがなければ四苦八苦するのではないでしょうか。
だから私はホテルでレンタルバイクを手配!
ブイビエン通りからバイクの波にもまれることおよそ20分、大通りから裏手に入った『Bánh Xèo 46A』を見つけることができました。

まずは生春巻きとSAIGONビール

『Bánh Xèo 46A』はきっと各国のガイドブックで掲載されているのでしょう。
ローカルのベトナム人に混ざり、欧米人旅行者の姿もちらほらあり、席はほぼ満席。
かろうじて空いていた2〜3席の一つに腰を下ろし、店員に手渡されたメニューに目を通します。
日本人旅行者も多く来店しているのか、日本語も併記されており、ほぼ間違いのない正確な日本語訳なので、日本人か、日本語が達者なベトナム人によるものだろうろと思われますが、一番下に載っている「えびちくも」が分からん。
英語表記された「CHAO TOM」で検索してみると、エビの練り物を棒に巻いた料理の画像が出来きたので、きっと「えびちくわ」と言いたかったのでしょう。

お天道様は頭上で燦々と輝く時間ですが、バインセオのほかに生春巻きとSAIGONビールをオーダーしました。
生春巻きには大きめの、ぷりりんとしたエビが内包されている。
2つの角度からご覧いただきましょう。

美しい肢体を横たわらせた生春巻きは、淫靡な美しさを放っている。
白いお肌がベトナム人女性を表しているように思うのは私だけでしょうか。
私だけですね。
真昼間から生春巻きとSAIGONビールをいただく。
呆れかえるほど贅沢なひとときを満喫しておりましたら、隣に2人組の日本人女性が着席。
聞き耳を立てているわけではないですが、自然と入ってくる話を伺っていると、現地在住の方が旅行で来られたご友人をこの店へ案内したようです。
在住者がアテンド先に選ぶなら、間違いない。




ついに登場!バインセオ君!!

SAIGONビールが半分ほど空いたところで、本日の主役バインセオの入場です。
パリッと焼いた生地、どっさりと盛られた香草類。
香草を手に持ちバインセオを包み、豪快にいただく。
香草の薫りと食感はバインセオのそれとはまったく異なり、異質な両者ではありますが、なぜか合う。
焼いた生地の料理を香草に巻くという類を見ない奇抜な発想ですが、不思議と違和感がないのは、バインセオだけが持つ魅力。
そいでもってSAIGONビールも旨いし、言うまでもなく生春巻きも旨い。
ここは生春巻きも評判なので、注文必須です。

バインセオを調理している様子は動画にて

『Bánh Xèo 46A』のバインセオは店頭で調理しています。
いくつもの鉄鍋を使い、一度に数人前をこなすベトナム人女性の手さばきは、
言葉なき言葉で「バインセオ一筋●十年!」と語っているかのようです。
調理の様子を動画でおさめました。

角地にある『Bánh Xèo 46A』のほか、周辺にはBanh Xèoと掲げた看板はいくつかありました。
この辺りはバインセオ店密集地区なんでしょうか。

【SHOP DATA】
「Bánh Xèo 46A」
TEL:+84-8-3824-1110
OPEN:9:30-14:00,16:00-21:00
ADDRESS:46 Đinh Công Tráng, Tân Định, Quận 1, Hồ Chí Minh, Vietnam

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