私はこのブログとともに、タイのローカル飯屋を食べ巡る「激旨!タイ食堂」というブログも並行して運営しています。
2025年6月から運営を始め、記事も1000本近く執筆していますので、激旨!タイ食堂の方がメインブログという位置付けです。
この激旨!タイ食堂で取り上げた、タイ東北部ルーイ県のカオプンナムジェウ(ข้าวปุ้นน้ำแจ่ว)という料理が、本記事の題材となります。
タイではルーイ県チェンカーンでしか食べられない【カオプンナムジェウ】
カオプンナムジェウとは、発酵米麺のカノムジーンを使った麺料理で、タイ国内ではチェンカーンでしか食べられない郷土料理です。
タイ人の間では「チェンカーンに来たら、朝にカオプン ナムジェウを食べなければ、チェンカーンを訪れたとはいえない」と言われているのだとか。
チェンカーンにはいくつかカオプンナムジェウの店舗がありますが、それらの中でもっとも評判が高いのは『パーブアワン カオプンナムジェウ(ร้านป้าบัวหวาน ข้าวปุ้นน้ำแจ่ว)』。
詳細は以下の記事をご覧いただきたいのですが、朝から満席になるほど賑わっていました。
タイ国内ではチェンカーンでしか食べられないこのカオプン・ナムジェウと、ラオスの小さな街で出会いました。
ラオスのターケークでまさかの【カオプンナムジェウ】
「メコン川の旅」の魅力を届ける旅に出ていた私は、メコン川沿いにあるタイ国境の街を巡りながら、ラオスにも入国。
ムクダハーン県から入ったのは、ラオスのターケークという街でした。


ターケーク郡は人口10万人にも満たない地区で、メコン川沿いの市街地も小さな街。
フランス領だった歴史を持つだけに、ヨーロッパの香りを感じさせる瀟洒な建築物があり、欧米人の旅行者も少なくありません。
この街で私が偶然、Googleマップで見つけたのが『カオプンナムジェウ メーチョイ(ຮ້ານເຂົ້າປຸ້ນນ້ຳແຈ່ວແມ່ຈ່ອຍ)』でした。


タイではチェンカーンでしか見ることができないカオプンナムジェウが、ラオスのターケークにもあったんです。
調べてみると、「カオプン」という言葉はもともとラオス語で、タイでいう米麺「カノムジーン」のことを指すようです。

朝一番に来店し、いただくことに。
タイ語を話す外国人客、しかも動画や写真を撮っているのが珍しかったのか、店主やスタッフからラオス語で次々と話しかけられる!
こちらがラオスのカオプンナムジェウです。

一見するとチェンカーンのものとほとんど違いはありませんが、スープのクセが若干強い。
スープで使っているのは牛骨だと思うのですが、そのほかに、ハーブなども入っていると思います。
クセはあれどさっぱりとした風味で、米麺のカオプンにマッチしていて、朝からさらっといただける一品。

また、ターケークのカオプンナムジェウでも野菜やハーブの盛り合わせが添えられ、ガピ(オキアミの発酵調味料)を付けていただくスタイルもチェンカーンと同じです。
カオプンナムジェウがラオスからタイへ渡ってきた料理であることは分かりましたが、なぜタイ国内ではチェンカーンだけでしか見られないのか…。
立地的にも離れている両都市だけに、食文化の深さと摩訶不思議さを強く感じました。
店名 | カオプンナムジェウ メーチョイ/ຮ້ານເຂົ້າປຸ້ນນ້ຳແຈ່ວແມ່ຈ່ອຍ |
営業時間 | 07:00-12:30 |
定休日 | 基本無休 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/TnwjneyAPoZ8YTzB9 |
コメントを残す