2016年7月のホーチミン滞在中、食べておきたいリストに入れ訪越前からロックオンしていた一品が麺料理ミークアン。
ベトナム中部で街ダナンが発祥の家庭料理です。
ダナンは10年ほど前からビーチリゾートとして注目されはじめ、2011年12月にはダナン国際空港に新しいターミナルが完成し、観光地としてさらに注目を集めています。
ビーチの他に「五行山(The Marble Mountains)」や「ダナン大聖堂」「ロン橋」「ハン市場」といった観光スポットも有しています。
ホーチミンで出合ったミークワン専門店『Mì Quảng Mỹ Sơn』
そんな中部最大の街であるダナンで生まれたのが麺料理ミークワン。
私がホーチミンでこのミークワンを求めて訪れたのは『Mì Quảng Mỹ Sơn』です。
場所はĐinh Tiên Hoàng通りに面し、赤い看板にデカデカと店名が表記されているので分かりやすいでしょう。
初めての来店だった私でもすぐ見つけられました。
来店したのが朝9時ごろだったにも関わらず、テーブル席の8割ほどは来客で占められ、みなさん黙々とミークワンを食しておられる。
英語も併記されたメニューがあるのはありがたい。
独特のタレで頂く太いミークワンの平麺
私がオーダーするのは来店前から「ミークワン」一択だったため、迷うことなくオーダーできるかと思いきや、ミークワンだけでも10種ほどある!
英語表記を見ると、トッピング具材の種類によりメニューが分かれているよう。
こういった場合、最上段に表記されているのが店が推すメニューであることが多く、私は店名が冠せられた「Mì Quảng biệt Mỹ Sơn」をチョイス。
後日調べたところ「biệt」というベトナム語は「特別」という意味だと言うことが分かり、やはり最上段に表記されているメニューは店がもっとも推す品だという私の推測は間違っていなかったようです。
人生で初めて出会ったミークアン。
エビや鶏肉、ピーナッツなど具材がたっぷりと盛られ、その下には太い平麺が濃いめのダシに浸っています。
器で共演している彼らを、スプーンや箸を使ってがっつり混ぜるところからスタート。
しっかり混ぜたあと、別皿で提供されるコリアンダーなどのハーブ類を盛れば完成です。
ハーブが好きな私は、麺がほとんど隠れるほどてんこ盛り!
ライムを絞ったり、小さなお皿で供される調味料を加えて好みの味付けに調整します。
米の煎餅と麺を一緒に食べる!?
このまま頂いてもいいのですが、ミークアンの特徴は米を焼いた煎餅を一緒に食べることでしょう。
麺+煎餅
こういう突き抜けた発想って、旧来の“形式”にこだわっていたら、なかなか、というかゼッタイに出て来ない。
「麺を食べながら煎餅を食べる」という突拍子もない食べ方に慣れていない私は、隣りに座る一人で来店していたベトナム人男性がどのように食べているのかを観察。
すると彼は、ミークワンを食べ終えた後に、ぽりぽりと煎餅を単体で食べていました。
食べ方に決まりなんてなく、個人の好きなように食せばいい。
「他の人がどうやって食べているんだろう」
そう気にしてしまうのは、私が常識やら形式に捕われ過ぎているからでしょう。
『Mì Quảng Mỹ Sơn』はホーチミン市内に4店舗を展開
ミークアンのタレがそのような調味料を使って作られているのかは知りませんが、他の麺料理では味わったことのないタレで、初めて食した私は一瞬にして虜に。
旨いなぁ、ミークワン!
コシがある太い平麺もいい。
箸袋を見て知ったのですが、『Mì Quảng Mỹ Sơn』はホーチミン市内に4店舗を展開しているようです。
いつかはミークワンを本場のダナンで食べてみたい。
ミークワンから始まったダナン熱は、ネットでいろいろと調べまでに至り、先に触れた観光スポット情報を得たわけです。
【SHOP DATA】
「Mì Quảng Mỹ Sơn」
TEL:+84 8 3911 8587
OPEN:9:00-22:00
ADDRESS:38 Đinh Tiên Hoàng, Đa Kao, 1, Hồ Chí Minh
PRICE:Mì Quảng biệt Mỹ Sơn 65,000VND
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