ベトナム南部カントーで食べておきたい発酵鍋 ラウマム(Lẩu mắm)

私はベトナムが好きで、毎年のようにどこかの街へと訪れています。昨年は初めて中部のホイアンやダナンへ。ホイアンでは名物麺料理カオラウやビーチでお粥を売る屋台、ダナンではラウハイサン(Lẩu hải sản)という海鮮鍋を楽しみました。
そして今回は、初となるベトナム南部の街カントーです。

ホーチミンから南部カントー(Cần Thơ)への行き方

執筆時点ではバンコク〜カントーの直行便がエアアジアから出航しているようですが、私が渡った時は直行便はなくホーチミンからバスでの移動を選びました。
まずはバス乗り場。中心部から離れているため、バスターミナル近くの宿に逗留。寝るだけだったので『Khách sạn Hồng Tâm』という安宿にしたのですが、部屋へ入ってみるとベットの脇にコンドームが。ホテル全体に漂う胡散臭い感じは、売春宿特有のものだったわけです。
寝るだけですのでそんなことは気にせず爆睡。翌朝、バスターミナル『Mien Tay Bus Station』へと徒歩で向かいました。

Googleマップをご覧になっていただければ分かるように、中心部からはタクシーでなければ厳しい距離です。『Mien Tay Bus Station』からは各地方へのバスが走っており、カントー行きのバス料金は120,000ドン。日本円にして600円弱。ベトナムによくある二階建てタイプで、座席を思いっきり倒すことができ、スリーピングスタイルでバス旅行が楽しめるようになっています。

Mien Tay Bus Stationの入り口

行き先と料金が大きく掲げられています

私はぎりぎりに受付だったので最後尾でした

カントー名物といえばカイラン水上マーケット

カントーへ訪れたなら誰もが行くのは「カイラン水上マーケット」でしょう。私もご多分に漏れず、早朝から小舟をチャーターしツアーへと参加してまいりました。
小舟のチャーターするには、前日、船乗り場でウロウロしているおばちゃんが声をかけてくれるので、彼女に依頼すればOK。朝5時から11時ぐらいまでのチャーターでお値段は確か40万ドンでした。正規の受付もあるけれど、若干お値段が高くなっている。以下の写真が正規料金のようです。

カイラン水上マーケットの様子は、ネット上の写真などで事前に見ていました。写真での情報だとローカルな水上マーケットのように映ったんですが、知名度が上がり外国人観光客が増えたからか、すっかり観光地化された水上マーケットへと変貌していました。タイ国内も同じですが、もともとローカル感が強かったところでも観光客が増えるにつれ、地元の人々だけではなく外部から「儲けよう」との思惑を持つ方が入ってきて、観光地化されていくものでございます。
仕方がありません。
それでも船上から眺める風景は和やかで、小さな運河へと入っていくと地元民の生活が垣間見え、楽しむことができました。

ベトナム南部の名物鍋「ラウマム(Lẩu mắm)」をいただく

カントーに夕暮れが訪れると、川近くのスペースでこじんまりとしたナイトマーケットがオープンします。場所は船乗り場のそば。ここは明らかに地元向けのマーケットなので、屋台で出ているのはローカルフードがほとんどです。私も数店舗でなにやら買って食べ歩いておりました。

ここでの食べ散策も楽しいですが、せっかくなら地元料理もいただきたい。私が選んだ店は南部の名物鍋料理ラウマムの専門店という『ラウマム カントー(Lẩu mắm Cần Thơ)』です。
宿泊で利用していた『Ruby Can Tho Hotel』からだと徒歩で向かうのは足腰の試練になってしまうため、Grabタクシーを利用いたしました。

鍋料理ラウマムの「ラウ(Lẩu)」とは鍋料理を意味し、「マム(mắm)」は魚を発酵させた調味料を意味しています。ニョクマムのマムも同じ意味です。
ラウマムとは発酵鍋と言い換えてもいいでしょう。発酵食品に目が無い私にとって、これほど食べたい鍋はありません。
どれほどのサイズの鍋が出てくるのか未知だったので、とりあえず鍋のみをオーダー。30万ドンもするだけにやはりデカかった…。

ナイトマーケットでピザのようなローカルフードを焼いているおじさん。これは美味しかった。

炭火で焼いたあと包んでいただきます。

二階席もある『ラウマム カントー(Lẩu mắm Cần Thơ)』

ラウマムは米麺のブンとともにいただきます

野菜だけではなく花も盛られています

窪みにしかスープが入っていないので、すべての具材に火を通すには、ちょこちょことした作業が必要。

鍋は特殊な形状をしており中央の窪みにはスープ、周囲には魚やイカ、練り物、オキアミ、マッシュルームなどの具材が並べられ、別盛りで野菜が付いてます。
スープはほんのりと甘みがあり、発酵鍋だけにマムが薫ってクセがある。好きと嫌いがはっきりと分かれそうな鍋です。発酵食品に首ったけの私は、もちろん好きな味です。
Twitterに動画で撮った映像をアップしましたのでご覧いただき、そしてフォローしてくださいませ。

カントーのデタム通りの食べ歩きで出会ったブンサオ(Bún Xào)

カントーでの観光はカイラン水上マーケットしか主たるものがなく、私が滞在したのは二泊だけでした。そのほかのアクティビティってなにかあるんでしょうか。私はナイトマーケットでの食べ歩きや、名物鍋ラウマムをいただいたり、飲食店が集まるデタム通り(Đề Thám)を食べ歩いたりしておりました。
デタム通りにも人気店が集まっていて、私も何店舗か行きましたがおすすめは『Quán chay Bách Thảo』。こちらで食したのはブンサオ(Bún Xào)です。麺料理ブンの一種でスープがなく、肉類は使われておらず野菜のみ。食べる前にがががっと混ぜていただきます。

デタム通りにはそのほかにもディムサムやフォーの食堂など、いろんな店が軒を連ねているので、食べ歩きが楽しめる通りです。
観光する場所があまりないだけに、食べ巡ってベトナム南部料理を味わってみてください。

【SHOP DATA】
「ラウマム カントー(Lẩu mắm Cần Thơ)」
TEL:+84-90-673-7974
OPEN:09:00-21:00
PRICE:ラウマム300,000ドン

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ABOUTこの記事をかいた人

1974年生まれ、大阪府出身。2011年にタイ・バンコクへ移住。2015年より「激旨!タイ食堂」、2016年より本サイト「激旨!アジア食堂」の運営開始。2017年、タイ国内や東南アジアの旅を扱う旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を立ち上げる。Twitter:@nishioyasuharu