ベトナム・ブンタウの地場B級グルメ 「バインコット」といえばこの店です。

前回の記事でベトナム南部のカントーへ初来訪し、ラウマム(Lẩu mắm)という発酵鍋を食したと執筆いたしました。カントーでは二泊を過ごしたのち、バスに乗って北上。ふたたびホーチミンのバスターミナル『Mien Tay Bus Station』へと到着。ホーチミンでは滞在せず、すぐさま違うバスに乗車し、ホーチミンから海側へ車で3時間ほどの街、ブンタウへと向かいました。
「ベトナムの熱海」という別称を持つブンタウ。
2017年8月にも訪れているので、今回で2回目です。前回はブンタウの西側に逗留いたしましたので、今回の滞在では東側ビーチのホテル『Binh Minh Hotel』を宿泊先にいたしました。
どうやらこのホテル、改装したばかりのようで、1000円ほどだったわりには清潔感があり、なかなかよろしかったです。

https://www.agoda.com/partners/partnersearch.aspx?pcs=1&cid=1774532&hid=2313984

二度目のブンタウで初めて出会ったバインコット

さて二度目のブンタウ。
2017年に訪れたブンタウで食したのは、本サイトで取り上げた以下の2店舗です。

“ベトナムの熱海”と呼ばれるブンタウで出会った 白身魚入り鍋Lau Ca Duoi

ブンタウのローカルシーフードレストランで新鮮な魚介類を堪能!

上記2店舗とも地元ベトナム人で賑わっている店ではありましたが、実はブンタウには名物と呼ばれる料理があったことをこの時は知りませんでした。
その料理とはバインコット(Bánh khọt )。
「バイン」という単語は「バインミー(ベトナム風サンドウィッチ)」や「バインセオ(ベトナム風お好み焼き」に使われているものと同じで、「小麦粉や米粉など粉を使った料理」という意味を持ち、バインコットもしかりです。

バインコットもバインセオと同じく小麦粉を使った料理で、小麦粉を水で溶き、窪みがいくつもあるたこ焼き器のような鉄鍋に流し込む。そこに海老などの具材を入れ、ある程度焼きあがると次は油で揚げ完成です。

ブンタウはこのバインコットが特産のようで、いくつか店舗が点在。それらの中で人気一番だと言われているのが『バインコット・ゴックヴースア(Bánh khọt Gốc Vú Sữa)』です。

調理場と飲食場所が別店舗に

Googleマップで『バインコット・ゴックヴースア』の営業時間を確認すると、7時から20時となっている。私はこれをそのまま信じ、ブンタウ到着初日の16時に来店したら開いちゃいない!
近隣の方に聞くと「営業直が終わって今日は閉店したよ」とおっしゃり、昼頃に来ないと開いてないよという。
そう教示していただきましたので、翌日は昼12時に来店するとバリバリ営業しておりました。

店の場所がGoogleマップ上とは若干異なっています。

白を基調とした食堂とは思えない雰囲気。

逆に調理場は食堂っぽさ全開。

生地を流し込んでエビを乗せ蓋をします。

炭火で熱した油で揚げて仕上げます。

『バインコット・ゴックヴースア』では調理場と飲食スペースが別店舗になっており、調理場所では女性数名がひたすらバインコットを調理し、次々と出来上がっていく様子が眺められます。
調理の様子を動画で撮り、私個人のTwitterでアップしています。
よろしければフォローしてやってください。

形はたこ焼きに似ているが全く異なるバインコット

上記ツイートにも書きましたが、バインコットはタイのお菓子であるカノムクロックや、たこ焼きにも似ていますが調理法や食べ方などはかなり異なっていて、バインコットは焼きと揚げという2つの行程を経たうえ、食べるときは野菜で包みタレをつけていただきます。
食べ方や使っている素材はバインセオと似ていますが、バインセオよりも量が少ないので、食事感は少なく、おやつに近い。
揚げてはいるものの脂っこさはなく、一口サイズであるし、ハーブや野菜はもりもり摂れるわで、いくらでも食べられる恐ろしい奴です。
日本人にも受け入れられそうな気もしますが、どうでしょう。私はかなり好きになりました。

たっぷりの野菜と食すのはバインセオと同じスタイル

バインコットなら自宅でも出来そうな…

ブンタウでこちらのお店に寄る際は、Googleマップの営業時間に惑わされぬようお気をつけくださいませ。

【SHOP DATA】
「バインコット・ゴックヴースア(Bánh khọt Gốc Vú Sữa)」
TEL:+84-90-307-3304
OPEN:10:00-15:00(平日)10:00-20:00(土日)
PRICE:55,000ドン(1人前)

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