ベトナム北部料理【ブンダウ】の隠れ家食堂|Bún đậu Gốc Đa

日がすっかり暮れたころ、ハノイ旧市街地の外れをアテもなくふらふらと歩いておりました。
ローカルの食堂が点在している通りではあるのですが、その中でも特に、客席が埋まっている店があり、私のセンサーが発動。

平均年齢20代であろう若いベトナム人たちが、低いテーブル席に腰をかけ、黙々と何かを食べている。
店ののぼりを確認すると、店名は『Bún đậu Gốc Đa(ブンダウゴックダ)』。

ブンダウゴックダ/Bún đậu Gốc Đa
ベトナムの若者が目立つ食堂です

私がこれまで食べてことのない、ブンダウという料理の食堂だったようです。

揚げ豆腐やブンを盛り合わた北部名物の【ブンダウ】

「ブンダウ」という未知なるベトナム料理に出会った私は、よく分からないまま入店。
テーブル席に座りメニューを見ると、3種類から選ぶだけのシンプルなシステムのようです。

3種の盛り合わせから選ぶよう

料理そのものには変わりなく、盛りの違いだけだったので、私は真ん中の普通盛りをチョイス。
そして運ばれてきたのは、普通盛りとは思えない、ザルにどっさりと盛られたブンダウでございました。

人生初のブンダウ(Bún đậu)

店内で料理を待ちながらブンダウなる料理を調べてみたら、揚げ豆腐やブンを盛った、ベトナム北部の名物料理のよう。

何も知らずに入店したにも関わらず、北部の名物料理店に吸い込まれていたとは、自身の引きの強さに感心するばかりです。

ハノイビールと共に【ブンダウ】を

ブンダウを待っている間に注文していたのはハノイビール。
ベトナムはタイと違って、麺食堂にもビールがあるってのがいいね!

料理を待ちながらハノイビール

運ばれてきた未知なる料理のブンダウを前に、どうしたらいいのか分からないので、まずはベトナム人を観察することから始めました。

どうやら一緒に運ばれてきた付けダレといただくようで、これにお好みで、テーブルに盛られたライムをギュッと絞るよう。

テーブルに無料のライムが盛られています

このタレですが、タイ料理でいう「ガピ」、ベトナムではマムトム(Mắm tôm)と呼ばれるもので、オキアミを発酵させた調味料です。

マムトム(Mắm tôm)

発酵調味料独特のクセのある香りが特徴で、発酵マニアとしてはたまらない付けダレでございます。

見た目ががっつりとあるのですが、ハーブや野菜が占めている割合も多く、しかも揚げ物といっても豆腐ですし、意外とペロッといけちゃうもんです。

今回初めて出会ったブンダウでしたが、ハーブ好き、発酵モノ好きとしては、すっかりお気に入りになりました。

これからのハノイ旅行では、必ず一度は食べたい一品です。

店名ブンダウゴックダ/Bún đậu Gốc Đa
営業時間10:00-22:00
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/mGCJ5UH8zMvo9jNW6

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