ラオス(Laos)
正式名称はラオス人民民主共和国(ラオスじんみんみんしゅきょうわこく)。
共和制国家で首都はビエンチャンです。
2015年にラオス統計局が発表した人口は、約649万人。
ラオス料理の種類
タイと近接していることから、タイ東北地方のイサーン料理と似ているラオス料理。
東南アジア唯一の内陸国のラオスでは、豚や鶏、川魚を使った料理が多く、パーデークと呼ばれる魚醤を使うこともラオス料理の特徴です。
パーデークとは川魚に塩と米ぬかを混ぜて、3か月~1年間発酵させたもの。
パーデークはラオス料理には欠かせない調味料です。
また、ラオスは1899年から1953年まで50年以上、フランスの植民地時代を経ていることもあり、食をふくめフランス文化が散見されます。フランスパンを使ったカオ・チー・サイ・クワンは代表的な例で、ビエンチャンでは本格的なフランス料理が安く楽しめます。
ラープ
豚の挽き肉とハーブやスパイスを和えて作られる料理です。
タイにも同じ料理名がありますが、タイのラープほど辛くなく、ハーブがたくさん使われる点が異なっています。
カオピアック
ラオスの麺料理です。
米にタピオカ粉を混ぜているため、麺にモチモチ感があります。
タピオカ粉を混ぜモチモチ感を出す方法はベトナムが発祥と言われています。
カオ・チー・サイ・クワン
フランスパンを使ったバケットサンドを、ラオスでは『カオ・チー・サイ・クワン』と呼びます。
ベトナムのバインミーと同じで、パリっとなるまでフランスパンの表面を焼き、ムーデーン(チャーシュー)やパクチー、ムーヨー(豚ソーセージ)、野菜を挟んでいただきます。
シンダート
タイの「ムーガタ」と呼ばれる鍋料理によく似ています。
中央の突起した箇所で肉を焼き、周りのスープで野菜などを炊いて、タレを付けていただきます。
フー
ベトナムの麺料理フォーがラオスでも広まり、「フー」と呼ばれ親しまれています。
米麺を使うことや、香草をたっぷり盛っていただくのもベトナムと同じです。