マレーシア(Malaysia)
マレー半島とボルネオ島の一部・サバサラワク州から成り立っているマレーシア。
国土面積はマレー半島とボルネオ島部分を合わせおよそ33万㎢で、日本国土の9割弱ほどの広さです。
人口約3000万人の内訳は、マレー系や中国系、インド系、さらに先住民族で構成される多民族国家となっており、民族ごとによっての宗教や生活習慣が融合し独特の文化が生まれ、マレーシアの魅力にもつながっています。
多民族特有の文化は食にも反映され、中華系、インド系、マレー系といった料理が独立したり、融合し新たな料理になったりと多様性に富んでいる点が特徴でしょう。
代表的なマレーシア料理
Curry Mee(咖喱麺)
ココナッツミルクを主にしたカレースープが特徴。具材はエビやイカなどで、麺は中華麺を使い甘くてスパイシーな麺料理です。
Hokkien Mee(福建麺)
ダシにエビをたっぷりと使い、濃厚なエビの風味が楽しめる麺料理。細麺と太麺の2タイプの麺が入っていることがほとんど。
なお、スープの福建麺はペナン島スタイルと言われ、他地域では太麺を醤油などで炒め、真っ黒に仕上がり、まったく異なった料理が出てきます。
Wantan Mee(雲吞麺)
ワンタンや焼豚をトッピングした中華麺。スープはあっさりとしており、ワンタンの具はエビか豚肉であることがほとんどです。
ASAM LAKSA(アッサムラクサ)
魚と発酵したエビでダシを取り、タマリンドやチリを入れて酸味と絡みが効いたスープのラクサ。
麺は米粉から作られ白色半透明の太麺を使います。
ペナンの名物料理として有名です。
Char Kway Teow(炒粿條)
クイティオ(粿條)は米粉から作られた麺で、これにエビや豚肉、もやしなどと炒めた料理です。